加齢黄斑変性とは
網膜の中でも中心部の最も大事な部分が黄斑部で、加齢黄斑変性(滲出型)では黄斑部に新生血管が発生することで中心が見えづらくなる病気です。原因は主に加齢のほか、高血圧や食生活、また喫煙歴のある方が非常に多いのが特徴的です。一度発症してしまうと完治することはなく、病状にもよりますが重度の視力障害を引き起こす可能性があります。欧米ではこの病気での失明が常に上位にあります。以前は治療法がありませんでしたが、近年では抗VEGF薬硝子体内注射による治療が可能となり、失明される方が少なくなりました。
加齢黄斑変性の症状
症状としては「ゆがみ」「中心部付近が見えづらい」といったものが典型的です。新生血管から出血してくると極度に視力が低下し、将来的な予後が不良とも言われております。また注射を繰り返すうちに網膜が線維化し、徐々に視力を失ってしまうことも多いです。

治療法について
滲出型加齢黄斑変性に対しては、抗VEGF薬硝子体内注射が第一選択になります。注射がメインの治療になりますが、完治するわけではなく、あくまで病気の活動性を抑えること、現状維持が目標になります。見え方としても見えづらさや歪みといった症状が消失することはなく、生涯にわたってお付き合いが必要な病気です。詳しくはこちら「硝子体内注射」についてをご参照ください。
また発症前の段階においては、ルテインやゼアキサンチン、ビタミンA・C・E、亜鉛などの成分を積極的に摂取することで、発症率を下げられる可能性が報告されております(発症後の治療効果としては乏しいことも知られています)。一番は喫煙しないことが何より大切ですが、過去の喫煙歴を無かったものにはできません。ご希望される方には、専用のサプリメントによる栄養摂取をご紹介させていただきます。