流涙症とは
流涙症は、厳密には涙が眼の端から垂れてしまう状態ですが、広くとらえると「涙目になりやすい」状態とも言えます。 原因の多くは加齢で、涙の排水溝の役割を果たす涙道の狭窄や閉塞(眼輪筋等の衰えによるポンプ作用の低下も含む)、また結膜弛緩症といって眼の表面の結膜がシワシワになってきて涙の排水ルートを邪魔している場合などが多いです。ほかの原因として、抗がん剤(TS-1など)等の副作用で涙道が閉塞しているケースや、逆説的ではありますがドライアイが原因で流涙症を自覚することもあります。
涙道の検査法について
涙道(涙の排水溝)が詰まっていないか、眼の内側から生理食塩水をゆっくり注入して、喉の奥に流れていくかどうかを確認する検査があります。ほかには涙道内視鏡といって、特殊なカメラで涙道内を覗くことで、狭窄や閉塞の有無を確認をする方法があります。
当院には涙道内視鏡の設備がありませんので、ご希望の方は専門施設へご紹介させていただきます。将来的に導入が決まりましたらご案内させていただきます。
治療について
涙道の狭窄や閉塞に対しては、専門の施設で内視鏡を用いての治療をお勧めしております。ただ物理的に閉塞が解除できたとして、流涙症が完治することは難しいです。加齢性変化による衰えが原因のことがほとんどですので、うまくお付き合いいただくことをお勧めすることが多いです。 また涙が目じりに溜まることで、皮膚が荒れてしまう場合には、眼軟膏などで対応することがあります。