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黄斑円孔とは

網膜の中でも中心にある一番大事な部分(黄斑)に小さな孔が空いてしまう病気です。ちょうど視界の中心部にあたる部分の病気であり、視力低下や歪み、中心が見えづらいといった症状が出ます。黄斑円孔の原因の多くは後部硝子体剝離で、硝子体が網膜から離れる過程で黄斑部からきれいに剝がれずに、黄斑を強く牽引してしまうことで起こります。ほかには外傷性や強度近視眼などでも起こります。

治療法について

硝子体手術が最も推奨されます。原因となる硝子体の牽引を取り除き、黄斑部の内境界膜という薄い膜を剥離、最後に空気やガスで黄斑部を押さえつけることで円孔の閉鎖を期待することができます。空気で押さえるために、術後の体位制限(下向きやうつ伏せ)が必要でになります。以前は1週間程度のうつ伏せしておりましたが、最近では1~3日くらいでも閉鎖できることが報告されております(病状により異なります)。円孔形成から時間が経ってしまうと、円孔が大きくなったりして閉鎖しづらくなるので、比較的早い段階での手術が望ましいです。術後の見え方としては、黄斑部のダメージなので、中心部がなんとなく見えづらい、歪んで見えるなどの後遺症が残ります。また片方の眼に黄斑円孔が発生した場合に、もう片眼にも発症する確率が約12%程度と言われており、硝子体の牽引が外れるまでは定期的な観察が望ましいです。